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妊娠から産後までに必要な手続き一覧。やるべき事や注意点もご紹介!

妊娠中期・5ヶ月〜7ヶ月(16週〜27週)

安定期に入ると、赤ちゃんが成長する為の基礎が整ってきて流産の可能性もだいぶ減ります。

この時期を過ぎて妊娠中期に入ると、ママのお腹もだいぶ大きくなり、ポコポコと赤ちゃんの胎動も感じ始めます。お腹の中で赤ちゃんが動く度に喜びを感じ、その成長を実感する事ができますよね。

流産の可能性も低くなる時期なので精神的にも楽になり、つわりも落ちついてくると、妊娠初期段階にはできなかった事をつい色々とやってしまいがちです。

しかし無理をし過ぎるとお腹の赤ちゃんの負担に繋がってしまうのであくまで妊娠中には無理は程々に。

体重管理が重要な時期

妊娠中期頃になると、人によって異なりますが、だんだんとつわりが治まってくる方が多く、体がつわりの時期に取れなかった栄養を確保しようとし、食欲が旺盛になってきます。

たくさんご飯を食べたり体重が急激に増加すると、赤ちゃんに多すぎるくらいの栄養が摂取さるように思われますが、実はその逆で血圧があがってしまって子宮や胎盤に血液が流れにくくなり胎児に十分な栄養が回らなくなってしまいます。

また、むくみの原因や妊娠糖尿病にもつながるので注意が必要です。妊娠前の体重やBMIにもよって差はありますが、妊娠中の体重増加の目安は、痩せ気味の方は+10〜12kg、太り気味の方は+5〜7kgくらいが理想的です。

いずれにせよ食べ過ぎてしまった場合、妊婦健診時に先生から指導が入りますので健康的な食事を心がけましょう。

妊婦健診の間隔が長くなる

妊娠12週頃から23週頃の間は、妊婦健診のペースが4週に一回のペースと長くなり、産婦人科へ行く回数が減ります。
ですがこの期間は、次の妊婦健診までの長い間お腹の赤ちゃんが無事に育ってくれているのか不安になってしまいますよね。

そしてもし次の妊婦健診までの間に、出血や痛みなどの気になる出来事が少しでもあった場合には自分で判断するのではなく、必ず産婦人科に電話を入れて対処方法を聞くように。

場合によっては、すぐ病院へ来るように指示されたり、即入院という事もあります。

もうすぐ次の検診だからといって、それまで待っているとお腹の赤ちゃんに悪影響となってしまう場合もあるので、くれぐれも自己判断は避けるようにしましょう。

妊娠中期に必要な手続き

高額医療費制度の申請

高額医療費制度は、ケガや病気などで治療や入院をし高額の医療費が必要となった場合に健康保険が適応される治療であれば、その人の収入に応じた自己負担上限額を超えた治療費が戻ってくるという制度です。

一般的な収入の方は8万100円が治療費の自己負担上限金額となるので、これを超える治療費は払わなくていい又は後日払い戻しという形になります。

高額医療費制度は 妊娠期間中、特に問題なく出産までされた場合は対象外 となりますが、切迫流産や切迫早産での長期入院、帝王切開での出産などでかかった医療費は高額医療費の対象になるのでこの制度が適応されます。

申請方法は医療費の支払い前に申請する方法と、先に3割の自己負担分を支払っておき、後から限度額超過分が銀行口座等に振込まれる事後申請の2種類があります。

注意点として 申請期限が治療の翌月の1日から2年間 までとなるので、申請忘れのないようにしましょう。

申請先は加入の保険窓口へ

・健康保険の場合(会社勤務等の方)

加入している保険窓口に連絡の上、必要な書類に記入し郵送する流れが一般的です。
加入の保険により異なるので不明な点があれば会社の健康保険課や、保険窓口に相談するのが手っ取り早いです。

・国民健康保険の場合(個人事業主、無職の方など)

住んでいる地域の市役所などの国民健康保険窓口へ高額医療費支給申請書を記入して申請。
医療費の領収書身分証明書印鑑振込先の通帳等が必要になるので用意しておきましょう。

産前産後休業、育児休業の申請

働くママが妊娠した際は、出産予定日から42日前から休暇をとれる産前休暇と、 出産日の翌日から56日の間休暇をとる事ができる産後休暇 を取得する事ができます。

この制度は「産前最後休暇制度」と言い、産後休暇が終了した翌日から子供が1歳になる前日まで休暇をとる事ができる制度が「育児休業制度」です。

対象になる条件として、健康保険に加入して一年以上経過している事があげられます。

つまりその会社で一年以上働いていれば取得可能ということです。
また契約社員、パート、派遣の方も対象となります。

会社によって申請期日が異なりますので、出産予定日が確定した時点で勤務先の上司や担当部署に連絡し、指定された期日までに必要書類をもらい、提出しましょう。

産前産後休業、育児休業期間中は基本的に会社には給料の支払い義務がなく、以下の手当の給付申請も必要となります。

出産手当金 育児休業給付金の申請

・出産手当金

産前産後休暇中は給料が発生しなくなってしまう為、健康保険から給料の3分の2が支払われます。

産休に入る前に勤務先から書類を受取り、出産後に申請する流れが一般的で、手当の受け取りは出産後長くて4ヶ月くらいかかる事があります。

・育児休業給付金

育児休業開始から180日まで給料の67%、181日から子供が1歳になる前日の育児休業終了までの間は給料の50%が雇用保険から支払われます。

出産手当金と同じように事前に勤務先から必要な書類を受け取り期日までに提出しましょう。

妊娠中期にやっておきたいこと

赤ちゃんを迎える為に必要なグッズを揃える

妊娠後期や出産後になると自由に行動する為の時間や体力が限られてしまいます。
妊娠中期頃から、産まれてくる赤ちゃんの為に必要な物をピックアップしたり早めに購入しておく事で、後々バタつくことがないので事前に準備しておきましょう。

・衣類、肌着
・オムツ
・おしりふき
・哺乳瓶
・粉ミルク
・ベビー用綿棒、爪切り
・ガーゼ
・ベビー用ボディソープ
・ベビーバス
・ベビーベッド、寝具 など

名前を考える

子供の名前を考え始める時期は、安定期を過ぎた辺りからという方が最も多く、遅くても 生後14日までに 出生届として役所に提出しなければなりません。

名前は一生ついてくる物なので、子供の将来をイメージしながら、パパとママの想いを込めてじっくり考えたいですよね。

検診の際のエコーで性別はおおよそ判別してもらえますが、これは100%とは限らないので、もしも違った場合に慌てて考えるという事がないように男の子の場合と女の子の場合の両方を考えておくと良いですね。

ちなみに、どうしても生後14日以内に名前が決まらない場合は名前未定で役所に出生届を提出する事も可能です。

ただし、その子どもの戸籍上に出生届提出時に名前がなかったという記載と、後から名前が決定したという事の記載が残ってしまうので要注意です。

歯の治療

妊娠中はホルモンバランスが悪くなり、虫歯になりやすくなります。また、産まれてきた子供が虫歯になる原因として親からの虫歯菌の感染があげられます。

一度パパやママが口にしたコップやスプーンを、子供が間接的に口に運んで虫歯菌までうつってしまう事もあるので、虫歯ができたら早めに治療が必要です。

妊娠中歯医者に行ってもいいの?という疑問も多いのですが、基本的に妊娠中に歯医者禁止の期間はなく、いつでも歯医者に行く事は可能です。

しかし流産の可能性の高い妊娠初期とお腹が大きくなっている妊娠後期は、負担がかからないように長時間の治療は避け、応急処置のみが望ましいとされています。

産まれてきた赤ちゃんに虫歯がうつってしまう事がないように、虫歯はないから大丈夫と思っている方も、安定期に入った妊娠中期に一度歯科医で診てもらう事をおすすめします。

妊娠中期の注意点

腰痛がおこりやすいので注意

妊娠中期を過ぎてくると、リラキシンというホルモン分泌の影響や、大きくなったお腹を支える為の姿勢が原因で、腰痛に悩まされるママが多くなります。

重い物を持ち上げたり、子供を抱き上げたりする時は必ず重心を低くし、体全体を使うイメージを心がけましょう。(できれば重いものは持たないのが一番ですが・・・。)

また、骨盤ベルトの使用、習慣的にストレッチを行う、背中の筋肉のマッサージなども効果的です。

寝る時の姿勢は横向きに寝ると腰に負担が少なくてすみ、仰向けは腰の負担が大きく朝目覚めた時に腰痛に襲われる可能性があるので注意が必要です。

妊娠線の予防を

妊娠線はお腹や胸、太もも、二の腕、お尻などの皮膚が急激に伸び、乾燥により断裂して皮膚の内部がその修復に追いなくなる事が原因で起こり、妊娠中のママの半数以上が経験するといわれています。

放置して妊娠線の跡が残ると、消すのは難しくなってしまいます。

予防法は、保湿する事が最も重要で、専用のクリームや美容液でお腹が大きくなり始める頃から臨月まで忘れずにケアしましょう。

お腹の下などの見えにくい部分も忘れずに。また健康的な食生活、ビタミンCの摂取、塩分を控える事も妊娠線予防には効果的です。

鉄分不足

妊娠中はお腹の赤ちゃんに多くの栄養を届ける必要があるため、貧血になりやすくなります。

つわりがひどく、十分な食事ができない方は特に、鉄分不足が原因で妊娠中期から後期にかけてだんだんと貧血が酷くなってしまいます。

もちろん鉄分豊富な大豆やひじき、海藻、ほうれん草などの鉄分を多く含む食べ物を摂取する事が重要なのですが、鉄分の吸収を補助してくれるビタミンCや葉酸、動物性タンパク質なども合わせて摂取すると効率よく吸収できます。

ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、果物だとイチゴ、キウイなどはビタミンCが豊富に含まれています。

食生活の中での補給の他にも、鉄分、葉酸補給のサプリメントで補う方も多く、妊娠中のママにはサプリメントは根強い人気です。

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