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妊娠から産後までに必要な手続き一覧。やるべき事や注意点もご紹介!

妊娠後期・8ヶ月〜10ヶ月(28週〜39週)

いよいよ出産まで残りわずかとなり、赤ちゃんに会える日が待ち遠しい妊娠後期。

子どもが産まれたら忙しくなり中々できなくなってしまう事もあるので、この期間にゆっくり外食をしたり美容室に行ったりしておくのも良いでしょう。

また、お腹の張りやむくみなどもおきやすい時期になるので無理のしすぎには注意したい時期です。

出産後には必要な手続きも多く、妊娠後期から出産後にやるべき手続きと、妊娠後期のママの過ごし方や注意点をご紹介していきます。

妊娠後期から出産後にかけて必要な手続き

出産育児一時金制度の申請

出産一時金制度とは国民健康保険、健康保険に加入していて、妊娠4ヶ月以上で出産する方は、出産育児一時金として42万円を受け取る事ができるという制度です。

また、この42万円というのは産まれる子ども1人に対して支払われますので双子の出産の際は82万円支払われることになります。

出産には多額の費用がかかる為、その負担を軽減する事を目的として導入されています。

申請方法は3種類

①直接支払い制度

多くの方がこの方法
で、出産する産院から直接健康保険に出産一時金の申請をする方法です。

この場合は妊娠中に必要な書類を産院から受け取り、必要事項を記入して産院へ提出するだけでOK。

出産費用が42万円を超えた場合は超過分だけを支払い、逆に42万円未満だった場合は後日差額申請の書類が届き、記入して申請すると口座へ振込まれます。

②受け取り代理制度

小規模の産院などでは直接支払い制度が利用できない産院もあり、その場合は支払い前に加入している保険先から必要書類をもらい、それに記入して保険先へ申請する流れとなります。

ママが会社員、公務員の場合は健康保険または共済保険へ連絡をします。ママが自営業の場合は国民保健の為、お住まいの市役所等で申請。

ママが主婦であればパパの加入の保険先への申請となります。この場合も直接支払い制度と同じように、42万円の超過分があれば支払い、差額は返還されます。

③産後申請方式

里帰り出産などで支払いまでに出産一時金の申請が間に合わなかったり、申請自体ができなかった場合は一旦出産費用を全額支払っておき後から口座へ振り込んでもらう事ができます。

申請ができるようになってから保険先に連絡し、書類をもらって提出します。注意点は、申請可能なのは出産後2年間までという事。

これを過ぎると時効となり戻ってきませんので、早めに申請するようにしましょう。

出産貸付制度とは?

出産一時金の産後申請方式などで、高額の支払いが事前に必要になり資金の準備が困難な場合は、出産貸付制度という制度があり、出産一時金の一部を無利子で出産前に借りる事ができます。

返済は出産一時金からの返済となり、国民健康保険ではこの制度が利用できます。

また、健康保険組合でもこの制度がある場合が多く、借りれる金額も変わってくるので、出産の為の資金の準備に困った時は早めに保険先に確認しておきましょう。

医療費控除

妊娠期間中の年は医療費がかさむ事が多くなります。
妊娠中のママの医療費以外にも、その年(1/1〜12/31)にかかった家族全員の医療費の合計金額が10万円を超えた場合は、翌年の2/16〜3/15の確定申告の際に医療費控除の提出をする事で払い過ぎた税金が戻ってきます。

その年に支払った医療費の領収書は必ず保管してまとめておくようにしましょう。

また、医療費と言っても病院で支払ったお金だけではなく通院にかかった交通費や、ドラッグストアで購入した薬などもあてはまりますので、医療費控除の対象となる領収書は全てとっておくようにしましょう。

出生届の提出

子どもが産まれたら、まずやらなければいけない手続きが出生届の提出です。

出生届は市役所などでももらう事ができますが、産院で出生証明書と一緒に事前に受け取るケースが多いです。

出生届を受け取ったら、子どもの名前や生年月日などの必要事項を記入し、産まれた日から14日以内に役所へ提出します。

出生届は提出後は戻ってきませんので、記念に写真を撮っておいたりコピーをとって保管するのも良いでしょう。

必要な書類や持ち物

・出生届
・出生証明書
・印鑑
・提出者の身分証明書
・母子手帳

児童手当の申請

児童手当とは年齢に応じて決まった金額が0歳から中学校卒業までの間毎月その保護者に対して支払われる制度です。

出生届の提出と共に申請する場合が多く、収入や子どもの人数によって変わってきますが0歳〜3歳未満は毎月15000円、3歳〜中学校卒業までは毎月10000円が申請した翌月から4ヶ月分をまとめて一回として年に3回支払われます。

必要な書類や持ち物

・認定請求書(役所でもらえます)
・印鑑
・振込先の口座が確認できるもの
・申請者の身分証明書

子どもの健康保険の加入手続き

子どもが産まれたらパパかママの扶養となり、健康保険に加入しなければなりません。扶養するパパかママが会社員であれば会社の健康保険等から書類をもらい提出します。

自営業などで国民健康保険への加入の場合は、お住まいの市役所などで申請します。

国民健康保険の場合は申請当日に保険証が発行されますが、会社の健康保険などでは発行まで長ければ1ヶ月程かかる場合があるので、出産後は早めに申請しておきましょう。

乳幼児医療費助成制度の申請

子どもの保険証が発行された後は、乳幼児医療費助成制度(子ども医療費助成制度など、自治体によって呼び方が変わります。)の申請手続きを行います。

乳幼児医療費助成制度の手続きが完了すると、子供が病気をした際などに必要になった医療保険の対象となる医療費を住んでいる地域の自治体が助成してくれます。

助成対象となる期間や助成額は地域により異なりますが、子どもが中学校を卒業するまでの医療費を全額助成してくれる地域が多いようです。

自分の住んでいる地域の乳幼児医療費助成制度の内容は、お住まいの自治体ホームページで確認しておくと良いでしょう。

出産祝い金の申請

・会社への申請

ママやパパの会社に出産祝い金の支給制度がある場合は、申請すると会社から出産祝い金が受け取れます。

金額や申請方法などは会社によって異なりますので、担当部署や社内規定を見てチェックしてみましょう。

出産後は何かと忙しく手続きもたくさんあり、申請期限を過ぎてしまって受け取れなかったというケースも多いようなので忘れずに申請を。

・自治体への申請

出産祝い金制度はパパやママの会社だけでなく、地域の自治体で行っている場合もあります。

申請方法は、出生届を提出する際に一緒に行う方法が多いようですが、自治体により異なります。祝い金が支給される地域自体は多くありませんが、もし住んでいる地域が対象となっている場合は忘れずに申請しましょう。

妊娠後期から産後にやっておきたい事

教育資金の準備

子どもを大学まで進学させる場合の教育費用は、およそ1000万円〜2500万円は必要になります。

貯金は十分にあり問題ないという方は大丈夫なのですが、そうでない方はこのくらい時期から子どもの将来を見据えて教育資金の準備をしておく必要があります。

方法としては積立貯金、学資保険、投資信託などがありますが、預ける方法によりメリットデメリットがあるので、内容をしっかり確認した上自分にもっとも合った方法を選びましょう。

・積立貯金

毎月決まった金額が普通預金から定期預金の口座に振り込まれます。
利率は少なく収益性はほぼありませんが、たとえ途中で資金が必要となり引き出した場合でも元本割れなどのリスクもないので、安定した教育資金の確保を求める方はこの方法が良いでしょう。

・学資保険

子どもの教育資金作りを目的とする保険で、毎月決まった金額を保険料として支払い、指定した満期になると学資金の給付として受け取る事ができます。

メリットは教育資金の確保をしながらも、保険として親に万が一の事があり、支払いできない状況になった場合でも保険満期になると全額受け取る事ができます。

またその他の保険内容も契約する事が可能です。デメリットは途中解約すると元本割れとなるケースが多く、急に予期せぬ資金準備が必要となり保険を解約するといった際は全額受け取る事ができなくなり損失が出てしまいます。

・投資信託

投資という言葉の通り、毎月決まった金額を預け、その資金を投資のプロに任せる形で運用します。

元本割れの可能性もあれば全額受け取れなくなる場合もある一方、収益性の割合も積立貯金や学資保険に比べると高くなります。

リスクは伴いますが、FXや株式投資などと比較すると投資信託のリスクはかなり低いので、教育資金を確保しながら資金運用もしたいといった方にはおすすめです。

地域の子育て支援サービスを調べる


子どもを育てやすい地域づくりを目的とし、地域や自治体では様々な子育て支援の取り組みを行っています。

資金的な支援だけでなく、子育てに対する悩み相談所、子育て支援拠点などのコミュニティの場、離乳食づくりの講習など、その他にも多くの内容の支援活動があり、いずれも基本的に無料で参加できます。
住んでいる自治体のホームページ等でスケジュール等も確認できるのでチェックしてみると良いでしょう。

自分のための時間も大切に

赤ちゃんがまだお腹の中にいる妊娠後期でも何かとやらなければいけない事は多く、中々自分の時間が取りにくいものです。

しかし、自分の時間を作りママの心を落ち着かせてやる事はお腹の赤ちゃんにもとても効果的で、ママの感情が赤ちゃんに伝わりリラックスできるのです。

また出産後も、自分1人だけで子育てをしようと思い頑張り過ぎると、心身共に辛くなってしまうものです。

一時保育やパパや周りの人に協力してもらったりする事で、自分のペースで構いませんので少しでも自分の時間を作りリフレッシュする事でママだけでなく赤ちゃんに対する愛情も深くなります。
お腹の赤ちゃんや産まれてきた赤ちゃんの為にも、ママの心と体のリフレッシュは重要といえるでしょう。

妊娠後期の注意点

おなかの張りがいつもと違う

妊娠後期になると、子宮が大きくなり子宮の収縮によって筋肉が硬くなりお腹の張りがおきやすくなります。
お腹の張りがおこるのは体が出産にむけて準備しているもので、ほとんどの場合お腹の赤ちゃんに影響はありません。

しかしお腹の張り方がいつもと違ったり痛みを感じる、出血があるなどといった際は別の原因や切迫早産の可能性も考えられるので早めに産婦人科に連絡し、指示を仰ぎましょう。

塩分の摂り過ぎがむくみの原因に

妊娠後期になると、赤ちゃんもお腹から出てくる為に準備を始め、ママの子宮が圧迫されやすい状態になります。
これにより下半身に集中して負担がかかり足の付け根の痛みや、むくみが起こりやすくなってしまいます。

この対策として、ウォーキングや半身浴、リンパマッサージなども効果的ですが、体に塩分を溜め過ぎない事も重要となります。味付けの濃いものやインスタント食品などはできるだけ避け、水分もしっかりとりましょう。

アボカド、バナナ、りんご、芋類などのカリウムを多く含む食材を摂取する事で利尿効果があり塩分の排出にも効果的なので、日頃の食事にひとつ加えてみるのも良いでしょう。