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妊娠から産後までに必要な手続き一覧。やるべき事や注意点もご紹介!

妊娠初期・1ヶ月〜4ヶ月(0週〜15週)

新しい命が宿ると、ママの体の中では様々な変化が起きます。それと同時に新しく家族が増える準備段階として、周りの環境も大きく変わってきます。

安定期に入るまでの妊娠初期段階は、お腹の中の赤ちゃんの基礎が形成される大事な時期なので、ママの行動は特に注意が必要です。

そして、 妊娠すると数多くの手続きが必要になります 。中には複雑な手続きもあり、既に出産を経験された方でさえ手続きに戸惑ったり何をすればいいのか迷ってしまうくらいです。

まずは、妊娠初期のママにとっての、妊娠から出産までに必要な手続きや、妊娠初期の過ごし方と注意点についてご紹介していきます。

「妊娠かも︎?」と思ったら

日頃の体調の変化や生理の予定日からの遅れなどから、「もしかすると妊娠かも?」という時が来た場合には、まず妊娠検査薬で確認される方が多いと思います。

その際、はっきりと陽性反応があればいいのですが、妊娠判定のラインやマークがごく薄く出ていたり、分かりずらい場合は、数日間をあけてから試してみて下さい。

着床直後は検査薬でも陰性になることが多いので、着床出血のような兆候があった日の2週間程後が検査の目安です。

検査薬等で妊娠が分かった場合でも、それが正常な妊娠かどうか(子宮外妊娠等)までは判断してくれませんので、まずは産婦人科で受診しましょう。

産婦人科に行くタイミングは生理予定日を2週間程過ぎたくらいがベストです。そして、ここで必ず聞かれる事が「最後の生理が始まった日」。この日から数えて妊娠○○週となるので、最後の生理が始まった日は確認しておきましょう。

受診費用はおおよそ1万円あれば問題ないケースが多いようです。

妊娠中の妊婦健診の流れ

始めて産婦人科へ行き、妊娠が確認された後は定期的に妊婦健診に通う事になります。

通常の場合は妊娠から出産までの間に妊婦健診を合計14回前後の診断を受けます。

健診に行く間隔は妊娠時期により異なります。

・妊娠〜3ヶ月(〜12週)頃まで・・・およそ 1〜2週に一回の間隔

・3ヶ月〜6ヶ月(12週〜23週)頃まで・・・およそ 4週間に一回 の間隔

・6ヶ月〜9ヶ月(23〜36週)頃まで・・・およそ 2週間に一回 の間隔

・9ヶ月〜出産(36週〜)頃まで・・・およそ 1週間に一回 の間隔

妊娠初期に必要な手続き

妊娠したら妊娠届出書を受け取る

産婦人科で赤ちゃんの心拍確認ができ、無事に妊娠が確認された後は、まず妊娠届出書を受け取ります。

妊娠届出書とは、自分が妊娠したという事を住んでいる地域の自治体に知らせる為の書類です。

地域によって産婦人科で妊娠届出書をもらう場合と、自治体の役所でもらう場合があるので、自治体のホームページ等で確認しておくと便利です。

自治体ホームページについてはこちら↓
出産時100万円支給される地域も!?知らなきゃ損する!あなたの地域の子育て情報と押さえておきたいポイント10選!

母子手帳の交付と手続き方法

妊娠届出書の受け取りが終わった後は、母子手帳の交付手続きを行いましょう。

●交付される場所

市町村役場や、保健所、保健センターなど。

●持っていくもの

・マイナンバー確認書類(マイナンバー通知書、マイナンバーカード、マイナンバーの記載がある住民票の写し、のいずれか一点でOK)
・本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
※代理人が受け取りに行く場合
・代理人の本人確認書類
・妊娠の個人番号確認書類

※母子手帳をなくしてしまったら?

もし母子手帳を失くしてしまった場合、受け取った窓口で再発行手続きができるので相談してみてください。

母子手帳と一緒にもらえる妊婦健康診査受診票とは?

妊娠中期の妊娠検診は健康保健適応外なので、基本的に全額自己負担となります。

その負担を補助する為に、母子手帳の交付と一緒にもらえるのが妊娠健康診査受診票です。

妊婦健康診査受診票とは、厚生労働省の推奨している妊婦健診の回数である14回分の妊婦健診時に診察料の補助券の綴りの事。妊娠検診用の回数券のようなものです。

住んでいる地域によって補助される上限金額は異なりますが、一回あたりの平均補助金額は1万円前後。自己負担となる支払いは、この上限を超えた分だけでOK。

妊娠がわかり次第、早めに妊娠健康診査票を受け取っておきましょう。

注意点として、この妊婦健康診査票は紛失してしまうと原則再交付ができないので、絶対に無くさないように保管しておいてください。

妊婦初期にやっておきたい事

・出産の計画を立てる

出産する場所をどこにするのか、分娩方法はどのようにするかなど、あらかじめ出産のスケジュールを大まかに計画しておくことで、それに対する準備もスムーズに行えます。

出産場所の多くは里帰り出産、総合病院、個人病院などが主流ですが、自宅や助産所などで出産する方もいます。

分娩方法については赤ちゃんやママの状況、病院での実施状況により確実にそれという訳にはいきませんが、自然分娩、帝王切開、水中出産、計画分娩、無痛分娩など分娩方法にも多くの種類があります。

病院の先生や旦那さん、親御さんとじっくり話し合って最適な出産方法を考えましょう。

・食生活の見直し

赤ちゃんの体をつくりあげていく為の細胞はママが食べた物の栄養からできていて、妊娠時期のママの食生活は、お腹の中の赤ちゃんにとって大きな影響を与えるんです。

1日3食の栄養バランスの良い食生活を心がけ、良く耳にする葉酸、ビタミン、ミネラルは赤ちゃんの脳神経を形成するうえで、非常に重要な栄養素となるので納豆、のり、ブロッコリーなどは葉酸が豊富に含まれているのでおすすめ。

しかし、中にはつわりがひどくて中々食事ができなかったり、ひどい時は水も飲めない場合も。そんな時は早めに病院に相談し、点滴で栄養補給する方法もあります。

・職場や周囲の人へ報告

新しい命が宿った喜びを早く大切な人やお世話になっている人に知らせたいですよね。
けれど、妊娠の報告を誰にどのタイミングで報告するのか迷ってしまうものです。

一般的には親戚や親しい友人には早い段階で報告し、勤め先には3〜4ヶ月頃や、安定期に入ってからという方が多いようです。

人によって状況は様々ですが、万が一妊娠の影響で体調が悪くなったり、周りが妊娠を知らないが為にお腹の子に悪影響を及ぼす状況になってしまう事などを避ける為にも、周囲の人には早めに報告しておいたら安心です。

妊娠初期の注意点


・激しい運動や体の負担のある態勢をしない

妊娠中の運動自体は必ずしも悪影響を及ぼす訳ではありません。むしろ適度な運動であればむくみをとったり、つわりや腰痛の軽減などプラスになる事もあります。

ただし、体調が優れない時や、運動中に出血があった場合には軽い運動でも避けるようにしましょう。

また過度の運動や重いものを無理して持つ行為は避け、高いものを取るときに背のびする姿勢もお腹が張ってしまうので注意しましょう。

・アルコール、たばこはNG

妊娠中の飲酒、喫煙は流産や死産のリスクが高まるだけでなく赤ちゃんの成長を妨げ、発達障害や先天性疾患など生まれてきた後も影響を及ぼす可能性があります。

しかし、気持ちでは分かっていてもどうしてもやめられないという方は病院で相談してください。

今の時代、禁煙外来は多くの方が利用していますし、実は禁酒外来というものもあるんです。

自分だけでなく、子どもの未来の為に一歩踏み出してみてください。

・薬の服用時の注意点

妊娠中に薬を飲むのは良くないという事は多くの方が知っていると思うのですが、お腹の赤ちゃんが薬の影響をもっとも受けやすい時期があるのはご存知だったでしょうか。

それが 「絶対過敏期」 といわれる 妊娠4週から7週 の時期。この時期は器管形成期といって、赤ちゃんの体が形成されている上で非常に重要な時期なのです。

しかし4週から7週は妊娠初期段階なので、妊娠している事に気付かず薬を服用してしまっていたという方もいると思います。

市販の薬の場合適切な服用方法であれば、それほど赤ちゃんに大きな影響を与える事はまずありませんが、産婦人科で服用した薬と、服用した量を伝えておきましょう。

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