小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、子どもに将来習い事をさせてあげたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
体を丈夫に育てる為に体を動かす事をさせたい。脳の発育の為や、感性を豊かに。他の子との協調性を見いだしてあげたいなど、子どもにとって良い影響となってくれる習い事をさせてあげたいですよね。
とは言っても数が多くて何を習わせるべきか迷ってしまったり、それが子どもにとってどんな役に立つのか?お月謝などの金銭的な面はどうなのか?
習い事を選ぶ上では様々な悩みが出てくるものです。
ここではそんな悩みを少しでも解消すべく子どもの習い事の種類と、そのメリット、詳細などについてご紹介しています。
習い事選びの7つのポイント
①習い事をさせたい理由を考える
子どもに習い事をさせたい理由。それをまず第一に考えてみましょう。
最初はザックリとした想いで大丈夫です。具体的に、ハッキリ答えられる方なんてそうそういません。
例えば体が小さいから丈夫に育って欲しい、将来いい学校へ進学して欲しい、コミュニケーションをとれるように協調性を養いたいなどなど。
とはいえ、「それならこの習い事ですね。」とまではいきませんが、この先習い事選びの道しるべにはなってくれます。
②親の考えを突き通さない
子どもの将来に対する親の考えはもちろん人それぞれ。
期待を優先して選んだ習い事が自分の子どもに合っていればいいのですが、中々うまくはいきません。
親の想いが強すぎると、子どもにとって楽しくもない習い事に嫌々通う事になり兼ねません。
嫌でも継続する事にはもちろん意味があります。
しかしその習い事で知識や技術が身についたとしても、将来子どもにとって嫌な思い出になってしまうのであれば考えものです。
③子どもの興味や性格を尊重する
上記で述べたように、親主体となって習い事を一方的に選んでしまうといずれ逆効果になってしまう事も十分考えられます。
子どもの意思を尊重し、自分の子どもの性格や趣向がどのようなものかを今一度確認してみてください。
それに合った習い事をのお試し体験などをいくつか経験させてあげてみるのも良いでしょう。
④子どもの体力と急な環境変化に注意
複数の習い事をお考えの方や、通う頻度の高い習い事をさせたいとお考えの方は、子どもの体力面にも注意する必要があります。
小さなお子様で幼稚園、保育園に通いながらとなると特に気を使いましょう。
また同じタイミングで複数の習い事を始めたり、入園入学時期に重ねて習い事を始めてしまうと、子どもも急な環境変化に苦労することになります。
入学時期のタイミングを避け、少しずつ環境に慣らしてあげることをおすすめします。
⑤お金の面に要注意
希望する習い事がいくつかあっても気になる所が金銭的な話。
おおよその習い事ではチラシやホームページに月々〇〇円〜の表記があります。
しかしここで注意すべき点が、
「必ずしもかかるお金は月謝だけじゃない!」というところ。
お月謝とは別に道具代、試験費用、発表会の会費、遠征費など思わぬところで出費が発生するケースがほとんどです。
習い事を決める場合は、月謝以外に発生する費用がどのくらいなのかを事前に確認することが重要となります。
⑥お試し体験の活用
習い事によってはお試し体験ができるケースも多くあります。これをうまく活用して色んな種類の習い事を体験させてあげ、最終的に子どもに一番あったものを選んであげるというのも良いでしょう。
注意点は、お試し体験で教えてくれた先生やスタッフの方がその後も担当してくれるかどうか。
実際その習い事を始めたら、違う先生で教え方も全然違ってた。という結果になる前に確認しておくことをおすすめします。
⑦親にかかる負担と親も楽しめる習い事がベスト
子どもが習い事をする上で、親のサポートは必要不可欠。送り迎えや道具の準備、発表会や試合の準備や応援など様々なイベントが起こり得ます。
習い事によっては親同士の付き合いも重要になるものもあります。
子どもの習い事のせいで、親がその負担に耐えられなくなってしまうと、子どもの意思とは関係なく辞めなくてはならなくなります。
それをなるべく避ける為には、親自身も一緒になって楽しめる習い事が一番。
子どもの成長を楽しむ。応援して楽しむ。自分も一緒に習ってしまう。など理由は何でも良いので、習い事を始めた後、親がどういった行動をしなければならないのかを考えて選んでいきましょう。
人気の習い事とそのメリット、費用など
水泳
メリット
・水を怖がらなくなる
水泳を経験する事で子どもの水に対する意識を変えてくれます。
お風呂で顔にお湯がかかるのを嫌がっていた子どもも、毎日のお風呂が楽しみになるかもしれません。
・体力づくりに最適
水泳は全身運動でバランス良く体力や筋力が鍛えられます。
また呼吸器系の発達にも繋がり、喘息を持っていたり、風邪を引きやすい子どもにもおすすめです。
・達成感を経験できる
新しい泳ぎ方ができるようになったり、進級する達成感を経験することで、子どもが何かを成し遂げるまで諦めない気持ちを持つことができるようになります。
・水難事故防止の為に
毎年夏の時期特に多くなる子供の水難事故。子どものいざという時、泳げるか泳げないかで命に関わることになりかねません。
泳ぎの基礎を学んでおくだけでも、事故予防に繋がります。
その他のメリット
・大人も一緒になって楽しめる
・安価で道具を揃えられる
・習い事中の怪我が少ない
・仲間との競争心が芽生える
・室内が多く天候に左右されない
費用の目安
月謝
約5,000〜10,000円
その他
水着、キャップ、ゴーグルなど
英会話
メリット
・子どもの未来が広がる
英語が出来る事で、子どもの将来の夢も大きく広がります。世界で活躍するには英会話は必要不可欠。
英語が話せるという事は、グローバルな交流が出来る事は可能性を開く大きなカギとなります。
・資格が取れると将来的に役立つ場面が多い
英会話教室では、英検、TOEICなどの資格取得という目標もあります。
この資格は将来的に進学や就職でも役に立ってきます。
・コミュニケーション能力を養う
英会話では語学によるコミュニケーションだけでなく、歌や手遊び、ゲームなどにより先生や周りの友達との協調性も身につきます。
その他のメリット
・子どもの脳の発達に効果的
・英語の自然な発音、リズム、イントネーションが身につく
・積極的に自分を表現できるようになる
費用の目安
月謝
約6,000〜10,000円
その他
教材費、試験費用、ハロウィン等の特殊授業料など
ピアノ
メリット
・脳の発達と豊かな感性につながる
ピアノを演奏するには目で楽譜を読み、脳から指先へと指令を出し、両手を使って演奏しなければなりません。
この動作は脳の発達に非常に良い影響を与えてくれます。
また、ウキウキする曲、悲しい曲、ゆっくり落ち着いた曲など、音楽を奏でる事は感性を豊かにしてくれる効果もあります。
・リズム感を養う
ピアノが弾けるようになってくると、自然にリズム感が養えます。
リズム感がついてくると、音楽だけでなくダンスの授業でも役に立ってくれます。
・将来ピアノだけでなく音楽全般に強くなる
楽譜が読めるという事は、将来ピアノだけでなくギターやドラムなど様々な楽器の習得をしようと思った時に非常に役に立ちます。
その他のメリット
・集中力が身につく
・耳がよくなる
・外国語のリスニングに強くなる
費用の目安
月謝
約7,000〜10,000円
その他
自宅練習用の電子ピアノ等、楽譜代、発表会の参加費など
書道
メリット
・字を書く基礎が身につく
スマホやパソコンの復旧により字を書く事が少なくなってきた現代。
字を美しくかける事は、人に好印象を与えるポイントにもなり将来様々な面で役に立つでしょう。
・落ち着き、集中力が身につく
書道ではお手本を見ながら文字を書く事を繰り返し行います。
自然と集中して書くようになり、落ち着きや集中力を養う事ができます。
・費用が比較的安価
他の習い事に比べると書道はお月謝も比較的安く、必要となるテキストや道具代も年間5,000円前後。
他の習い事と並行して習わせる方も多いようです。
その他のメリット
・姿勢がよくなる
・表現力が豊かになる
・礼儀も学べる
費用の目安
月謝
約2,000〜5,000円
その他
テキスト代、筆記用具代、試験費用など
体操
メリット
・基礎体力の強化
全身を使った運動を継続的に実施する事で子どもの基礎体力の強化につながります。
病気や風邪をひきにくい丈夫な身体づくりを目指すには最適です。
・挑戦する楽しさを味わえる
跳び箱を一段多く跳べるようになる事でも、子どもにとっては大きな挑戦です。
それが出来るようになると、何かに挑戦しようと思う力が自然と芽生えてきます。
・子ども同士の協調性が身につく
周りの子どもたちと一緒に協力して演技をしたり、自分の順番を待つことも協調性の勉強となります。先生や周りの子ども達とのコミュニケーションも豊富な習い事です。
その他のメリット
・バランス感覚、柔軟性がよくなる
・夜ぐっすり寝てくれるようになる
・姿勢が良くなる
費用の目安
月謝
約5,000〜8,000円
その他
ユニフォーム、パンツ、シューズ代など
まとめ
どんな事でも経験する事は、子どもが成長する上で大きな影響を与えてくれます。
何事にもチャレンジする事が重要と言いますが、そのチャンスを与えてあげるのは私たち親の仕事。
興味のあるいくつかの習い事の体験イベントに参加してみたり、見学をしにいってみたりするのも良いですね。
より良い環境を作ってあげられるように、子どもの性格、親の想いに合った最適な習い事が見つけられ、一番は親も子どもも楽しめる事を願っています。