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手汗に関連する病気とは。最近手汗が気になりはじめた人は要注意!【手汗は体の異常を知らせるサインかも】

普段から自分は手汗が多い方だと感じている人や、最近になって手汗が気になりはじめたという人、いろんなケースで手汗で悩む人はもいらっしゃると思います。

手汗自体は手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)といって多汗症と呼ばれる病気の一種にあてはまりますが、手汗が出るという症状だけであれば、制汗剤などで発汗を抑えて対処する事ができます。

しかし「最近手汗がひどくなってきた」「手の平以外にも全身にも汗がたくさん出る」などといった症状の方は注意が必要です。もしかすると何か別の病気の前兆や他の病気のサインの可能性も考えられるからです。

手汗と因果関係のある病気とはどういったものがあるのでしょうか。

手汗と関連する病気とは

汗をかく量は人によって個人差があるので、「この量以上の汗をかいたら病気」といった指標はありません。精神的なストレス、食生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れにより汗をかきやすくなる事もあります。

なので汗をかく量が増えてきたからといって、必ずしも病気だという事はありません。
しかし、「汗が止まらない」「明らかに汗の量が増えた」などという方は他の病気の可能性も考えられます。

発汗を伴う病気として主に下記のようなものがあげられます。

バセドウ病

バセドウ病は、本来体を守るべき役割である免疫が、誤って自分の甲状腺に対して反応してしまい、刺激された甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。

これによって起こる症状のひとつに大量の汗をかいてしまうといった症状があり、他にも動悸・疲労感・手の震えなどがあげられます。

外見的な症状で特徴的なのが、眼球突出といって眼球の脂肪組織の増加や筋肉の肥大によって眼球が通常よりも前に出た状態になります。

また、甲状腺自体も腫れて肥大化して、首元を触ると腫れたように感じる場合もあります。
主に20代から30代の女性に多い病気とされていますが、子供や高齢者、男性などでもバセドウ病は発症します。

褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)

褐色細胞腫は難病に指定されており、副腎という臓器に発生する腫瘍で、血圧を保つためのカテコールアミンというホルモンが褐色細胞腫によって過剰分泌される病気です。

その症状に、異常な発汗・高血圧・頭痛・代謝亢進・動悸・吐き気など様々で、立ちくらみがするといった事もあります。

血圧が以上に高かったり、やせ気味、便秘気味といった方に褐色細胞腫が多くみられるのが特徴です。

2017年時点で褐色細胞腫の患者数は約2000人ほど。20代から40代の男女にみられる病気です。

更年期障害

更年期前後の女性に起こる更年期障害は、女性ホルモンの急な減少によるもので、肩こり・疲労感・頭痛・腰痛・発汗・イライラ・めまいなど、個人差はあるものの様々な症状を発症します。

その中でも代表的な症状が、自律神経の乱れが原因で起こる「ホットラッシュ」。体のほてりやのぼせ、発汗がみられる症状で女性の6割の方が経験するといわれています。

まわりが暑いわけでもないのに自分だけ急激に熱くなってしまったり、顔面や上半身だけ熱を帯びたように体がほてってしまうのがこの「ホットラッシュ」。

「汗が出る事を周りの人に見られたくない。」「人が多いところは避けたい。」など更年期障害が原因で汗の悩みや精神的ストレスを感じている女性は多いのです。

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男性更年期障害も?

実は更年期障害は女性だけに発症するものではありません。男性におこる更年期障害として「男性更年期障害」というものも存在します。これはテストステロンという男性ホルモンの減少によって、40代後半から60代、70代といった幅広い年齢層の男性にみられます。

実際に男性更年期障害のためのサプリメントなども販売されていて、雑誌や書籍でも紹介されているように、男性更年期障害が今注目されています。

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男性更年期障害でも「ホットラッシュ」の症状は発症し、その他の症状も女性更年期障害の症状によく似ていますが、勃起不全(ED)・うつ症状・頻尿、更にはメタボリックシンドローム・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まるといわれています。

適度な運動をし普段から適度な汗をかく習慣をつけ、食生活の改善、睡眠時間の確保など更年期障害の症状がみられる場合には生活習慣の見直しをしてみると良いでしょう。

自律神経失調症

自律神経は、知覚神経・運動神経と違い自分の意志でコントロールできない神経で、「汗をかく」「心臓を動かす」「食べ物を消化する」などといったように、意思に関係なく独立して臓器や血管をコントロールし、体内を正常な環境に維持する為の役割を果たしている神経です。

この自立神経が何らかの要因でバランスが乱れてしまい、正常な働きをしてくれなくなってしまう症状が自律神経失調症です。自律神経失調症は様々な要因が複雑に絡み合って起こるといわれ、不規則な生活習慣、運動不足、ストレス、ホルモンバランスの変化、環境の変化などがあげられます。

これが原因となって、発汗をコントロールする自律神経のバランスが乱れ、手汗や全身の異常な発汗が起きてしまっているのです。

ホルモンバランスの乱れという観点から、更年期の女性だけでなく、妊娠中の女性にも自律神経失調症が多いのも特徴です。

生活習慣の改善とともに、ホルモン剤、漢方薬、ビタミン剤などによる投薬治療が行われることもあります。

低血糖症

摂食障害、吸収障害、飲酒などによる栄養の不足や、糖尿病治療のための血糖値を下げる薬の摂取などが原因で、体内の血糖値が50mg/dL未満の状態になると低血糖症の症状を発症します。

その症状として発汗・イライラ・吐き気・動悸・手の震えなどがあり、低血糖が重症化すると痙攣をおこしたり、死に至る事もあります。

アルコール中毒・栄養失調・妊娠中の方などではビタミンB1の欠乏症を持っている可能性が高い為、ビタミンB1の接種はとても重要です。

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悪性リンパ腫

悪性リンパ腫
出典:ジンバイオ製薬株式会社

悪性リンパ腫は血液のがんで白血球の一部であるリンパ球ががん化しておこる病気です。
初期症状では首元やわきの下、足の付け根などにあるリンパ節にしこりとなって現れることもあります。

異常な発汗・ひどい寝汗も悪性リンパ腫の症状の可能性があり、体重の減少・発熱・皮ふの痒みや発疹などの症状がみられることもあります。また、症状が進行すると体内深くのリンパ節が腫れ、気道閉塞・血管閉塞などの症状がでることもあります。

悪性リンパ腫発症の原因は明らかになっていませんが、親からの遺伝・タバコ・化学物質・細菌やウィルス感染などが原因ではないかといわれています。

発汗以外の症状の併発時は要注意

異常な発汗の症状を伴う病気は上記以外にも様々な種類があり、発汗するからといって必ずしも何かの病気を併発しているとは限りません。手汗がひどかったり、汗の量が人より多いと感じていても、今までと特に変わらないといった方は問題ありません。

注意が必要なケースは、最近急激に発汗する量が多くなったり、発汗以外に体に異変を感じるようになったという方。この場合は一度病院で相談し、検査をしてもらうことをお勧めします。

発汗と同時に併発する可能性のある症状の中でも、特に現れやすい症状としてあげられているのが下のような内容です。

・動悸がある ・手足の震え ・疲労感 ・頭痛 ・吐き気
・めまい ・肩こり ・腰痛 ・発熱が続く ・皮膚の異常

このような症状がいつ起きたのか、どのくらい継続するのか、どのくらいの頻度で起こるのかなど細かくメモしておき医師に伝えるようにしましょう。

まとめ

・「汗をかく量が極端に増えた」「汗がなかなかとまらない」「手汗だけでなく全身に汗が目立つようになってきた」という方は違う病気の疑いがある。

・発汗の症状を伴う病気はバセドウ病・褐色細胞腫・更年期障害・自律神経失調症・低血糖症・悪性リンパ腫など様々な病気が考えられる。

・更年期障害は女性だけでなく男性にもおこる。

・病院で診察してもらう時のためにどのような症状か明確に伝えられるようにメモを取っておくとよい。

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