子育てに奮闘中のママは朝から晩まで家事から子供の面倒まで、休む時間が無いくらい大忙し。 子供が小さい時期や、二人目が産まれて間もない頃は特に大変ですよね。
そんな時期には、夫婦間での子育ての協力体制が最も重要となってきます。
けれども子供の面倒でママが大忙しという最中、夫が遅くまで仕事から帰って来なくてイライラ。
逆にパパは仕事で疲れて帰った後に子供の面倒を見ないといけなくてイライラ。
この悪循環で夫婦ゲンカが勃発する家庭も少なくありません。
どうしてわかってくれないのだろう。もう少し子供や自分に気を遣ってくれたらいいのに。
そんな事をパートナーに対して思ったことありませんか?
その気持ちは、そのまま同じ事を相手も思っている可能性が充分にあり得るのです。
相手に何かを求めようとする場合、まずは相手が思っていることや感じていることを知る必要があります。
ここでは、より良い夫婦での子育てができるように、子育てに対する妻目線の意見と、夫目線の意見をまとめています。
妻が不満に思う夫の行動は?
育児をしない、関心がない
「育児は妻がやるべき事。」そんな風に思っている夫が未だに存在しています。
子どもの育児に関しては全て妻に任せっきり。何かあっても自分は知らない、わからない。
そんな夫に対して、ママが不満に思わない訳がありませんよね。
心当たりがあるパパは注意が必要です。今の時代は、そんなに甘くありませんよ。
家事をしない、家事を楽なものと勘違いしている
家事に関しての不満は様々なケースがあるようです。
まずは夫が全く家事をしないケース。仕事の日も休みの日も、一切夫は家事をしない。
この場合、割り切って諦めているママも多いようですが、問題が次のパターン。
微妙に家事を手伝って、自分も家事やってると勘違いしているダメ夫パターン。
更には、たまにしか手伝わないので、家事が楽なものと認識してしまっている夫は救いようがありません。
また、突然間が悪いタイミングで家事手伝いをして逆に妻に迷惑をかける夫もいます。
妻がやっている家事は365日、1日も休みがありません。それをわかっていない、空気の読めない夫は当然妻から嫌われます。
リビングでゴロゴロする
妻が一生懸命掃除や洗濯をしている最中にリビングでずーっとゴロゴロしている夫は邪魔なだけです。
いっそのこと外に行けばいいのに、私の視界から消えて。
そんな風に妻は考えています。
察してください。
脱ぎっぱなし、置きっぱなし
ただでさえ子どもの片付けや整理整頓を教えなければならないのに、パパもそれができていない。最悪です。
本来であれば、子どもに教えるべき立場のパパがだらしないと、ママはどうしようもありませんよね。
よく言われるアレです。子どもが一人増えたようなもん。
夫が不満に思う妻の行動は?
知人、友達の夫と比べられる
「〇〇さんとこの旦那さんは〜」から始まる妻の言葉を聞いた夫は、ほぼ嫌な気持ちになっている事でしょう。
確かにそれを伝えて自分の夫も同じようにしてほしい!という妻の気持ちは分かりますが、あまりオススメしません。
どんなに優しい夫でも、やはりプライドというものがあります。
そしておおよその妻は、そんなつもりで言ったんじゃない。そう言うようですが、夫はそれでも傷つきます。
友人、知人の旦那と比べるのは極力やめておきましょう。
家事、育児に対する不満
妻の不満とは裏腹に、夫側にも家事や子育てに対する思いがあるのです。
全て妻の思いで突き進んでしまうと、夫の居場所がなくなってしまいます。
二人で話し合って、たまには夫の意見も取り入れてあげて下さい。
仕事や付き合いの苦労を理解してくれない
夫が妻の家事の苦労をわらないのと同様に、夫の仕事の苦労をわかってくれないという不満。
本気でヘトヘトになって帰ってきた後の家事や子どもの面倒は、やはり辛いものです。
更には営業や接待で飲みに行って、帰りが遅くなると妻に白い目で見られる。これは耐えられません。
中には本気で楽しんで飲みに行っているのに、仕事の付き合いだと言い張っている夫もいるかもしれません。
しかし、もしそうでなければ帰ってきた夫を優しい気持ちで包んであげて下さい。
金銭に関する不満
金銭感覚は人それぞれ違うもの。
お金は有り余る程あるといった家庭は一握りで、一般的な家庭では子どもが生まれると特に家計のやりくりに気を遣います。
これは妻と夫両方に出てくる問題ですが、家計を管理している割合は、妻が圧倒的に多いのです。
そんな中で、節約ができない、貯金をなかなか貯めることのできないといった妻に対する不満や不信感が夫の中で出てきます。
自分自信の欲望で浪費癖のある妻はすぐに改善しなければなりません。しかし逆に自分に対して使うお金はほとんどないママでも、子どもに対してはどうでしょう?
可愛いが故に必要のないものを与えて甘やかしてしまってはいませんか?
夫のお給料が少ないと言った根本的な問題でない限り、うまく節約するのも夫婦中の秘訣になります。
NGワード集
妻の発言
・〇〇さんとこの旦那さんは〜
他の旦那さんと比べられていい気持ちがする訳がありません。
男は傷つきやすいものです。
明らかにその人と比べて自分の夫が劣っている場合でも、この言い方は避けておきましょう。
・マザコン
ここまでストレートに言う妻は少ないとしても、夫と姑の親密さを否定するような発言は要注意です。
母親の事を大事に思う事は何も悪いことではありません。そもそも男がマザコンなのは当然と言えるそうです。
しかし、それが原因で周りの妻や子供に本当に害が及ぶ程度であれば、その時は大人な対応で話し合いましょう。
・稼ぎが少ない、うちはお金が無いから
本当にお金が無くて借金でもしないと生活できない状態でない限り、頑張って働いている夫に対してこの手の発言は良くありません。
逆にお金が無くても幸せに過ごせる家庭の方が、夫ももっと稼がなければとプラスに考えることができるようになります。
特に注意すべき点は、子供との会話の中で「うちは貧乏だから我慢して」などと言い聞かせている場面を夫が耳にしてしまうケース。
落ち込みますよね。これを聞いて、もっと仕事頑張ろう!と思う夫はとてもポジティブです。
・下手くそ
ここまでズバッと言ってしまう妻は多くないと思いますが、些細な事でも性行為に関する否定的な発言はノーマルなタイプの夫に対しては口にしないようにしましょう。
その事がきっかけで深刻なセックスレスに発展まですると、最悪の場合離婚の危機に陥ってしまいます。
下手くそとは思ってなくてもそう言わないと満足しない夫でない限り、とりあえず褒めてやっておけば男は勘違いして喜びます。
そんな単純な生き物と思って接しましょう。
・パパはいつも〇〇だから、子供に対して夫の愚痴を言う
夫に対しする不満をついつい子供を通して伝えたりしていませんか?
プライドの高い夫にとって、子供に自分の負の部分の話をされる事はとても不快な事なのです。
また、子供も純粋でママの感じていることを素直に感じとります。
最悪の場合自分のパパはダメなんだと感じとってしまい、子供にも悪影響になってしまいます。
夫の発言
・手伝おうか?
夫からすると、逆に全く問題ないような発言にも聞こえますが、それは間違いです。
「そんな事いちいち聞いてないで、さっさとやれよ!こっちは山ほどやる事あるんだよ!」
これが妻の本音です。
いちいち手伝おうか?なんて言う前に、空気を感じとって自ら自然に家事を行いましょう。
・主婦はいいよな、家にいられて楽だな的な発言
専業主婦の方々なら、このような場面に遭遇したことのある方も多いと思います。
自分が仕事で外出しなければならない事に対して、いつも家に居る事ができる妻が羨ましいという夫の安易な発言。
これは破滅に直結すると言っても過言ではないくらいのNGワードでしょう。
この発言がでる夫は、四六時中家にこもって家事、育児をする妻の苦労を分かっていないという証拠でしょう。
・稼いでいるのは俺だろ
稼いでいるのはあなたです。
そして稼がせてあげているのは妻です。
誰のおかげで、何不自由なく仕事ができているのか?
誰の為に仕事をしているのか?
この発言が出てしまった時は、その辺りをもう一度考えて下さい。
・メシこれだけ?おかず少ないよ
この発言をされていい思いをする妻はまずいません。
「ごめんなさい。次からはもう一品増やしておくね。」
「ごめんなさい!すぐ作るね。」
なんて言ってくれる優しい妻も中にはいるかもしれません。
しかしながら心の中ではどんな風に思われているか、大体想像がつくでしょう。
食事があるだけありがたいと思いましょう。そして足りないなら自分でやって下さい。
・少しくらいゆっくりさせて
疲労がピークに達してどうしようもない時に、この発言が出てしまう夫も多い事でしょう。
しかし、ゆっくりできないのは妻だって同じ。むしろ子育てに休んだりゆっくりできる時間などありはしません。なぜなら子供は常に成長しているから。
夫が家に帰って休む時間もないのであれば、それは現在の環境に問題があると言えるでしょう。
夫婦共に疲労が蓄積してしまう前に、お互い根本的な所から話し合って生活を見直しましょう。
パートナーに対する心得
妻側
・夫のプライドを傷つけない
どんなに優しい夫でも、男のプライドというものを持っています。
それを考えずに、言いたい事ばかり言うのは非常に危険です。
うちの旦那は大丈夫だなんて思っていると、そのうち旦那様爆発してしまうかもしれません。
一人の男として、プライドを傷つけないように接する事が重要です。
・けなすより褒める
子供の教育と同じようなもので、何でできないの⁉︎ではなく、よくできたね!の方が旦那も成長してくれます。
イライラしてしまう事もあると思いますが、そんな時は適当に褒めて置きながら、改善してもらいたい所を捕捉的に話すと良いでしょう。
旦那は単純な生き物です。下手すると子供よりも褒められたい願望があるのかもしれません。
・他人と比べない。比べても口にしない。
どうしてもママ友の話を聞いたりすると、うちの旦那は、、、と比較してしまうのは当然のこと。
しかし、それは心に秘めて置いた方が無難。もし自分の夫にその話をするのであれば、比較対象の片方は登場させないこと。
完全に自分の夫が劣っている場合でも、肩を持ってあげましょう。
夫側
・家事の大変さを理解する
毎日家事をしてもらっていると、それに麻痺してしまい、当たり前のようになってしまいます。
それが続くと、妻の家事や子育てがどれだけ大変かさえ分からなくなってしまいがちです。
更に中途半端に手伝っていると、このくらい自分でも楽勝。などの勘違いも起こりがち。
定期的に今一度よく考えて、妻への感謝の気持ちを持つ事が重要です。
・状況を見て自主的に家事をする
家事を手伝う際、「やってあげる。」などの気持ちで手伝うのはやめましょう。
むしろ「手伝う」と言うワードすら気に入らない妻だっています。
やるのであれば自分が家事をするくらいの気持ちでなければ、妻からすると鬱陶しいだけです。
さりげなく、邪魔にならないように、なおかつ妻の求めている事を的確にこなせるよう、日々努力を怠らないように。
・食事が用意されてるだけありがたいと思う
食事に文句を言うくらいなら、初めから作ってもらわなければいいのです。
料理に対して、圧倒的に常識を越えた問題が妻にあるのであれば別ですが。
そうでないのであれば、作ってもらった時点で感謝しましょう。
一生懸命作ってくれているのですから。
まとめ
夫婦と言えども赤の他人というように、考え方は思っている以上に違うものです。
自分では良いと思っても、相手は良く思っていなかったり、子供の育て方だって意見が分かれて当然です。
お互い話し合って、納得したやり方で家事、育児を行うことが大切です。
そうは言っても完璧な夫婦など存在しません。
パートナーに対してイライラすることが全くない夫婦なんてまずいない事でしょう。
そんな時に、どう対処するか?ここがポイントです。
きちんと直してもらうまで、しっかり話し合うのもよし。
またか!もう死ぬまで治らないなわ!と笑って諦める事ができる事だってひとつの手段。
2人の性格、家族の空気に一番あった方法でより良い夫婦生活を楽しんでください。